工作機械や産業機械などの輸出入・販売を事業としている、機械専門商社のD社様。
多彩な技術を武器に持ちながら、大手企業グループのネットワークを活用してグローバルなビジネスを展開しています。
同社は、取引先メーカーの梱包方法を見直すことでコストダウンを図れるソリューションを探していたところ、乙仲事業者からVM-Cloudの話を聞きました。

今回は、 VM-Cloudを活用して半年間で成果を上げた、機械専門商社D社様の導入ストーリーです。

最初に、事業内容を教えてください。 

さまざまな機械を輸入・輸出・販売をしています。
私が所属する部門では、主に東南アジア、中東方面へ産業機械の営業・輸出事業をおこなっています。

最先端の技術を世界各地に提供されているのですね。
次に、VM-Cloudを導入したきっかけを教えてください。 

一部の取引先メーカー様の梱包方法に、「見直しの余地があるのではないか」と以前から問題視していました。

ある市場には年間1,000本のコンテナを輸出していますが、コンテナに空き領域が多いため、コンテナ量が多くなる傾向がありました。
そのため効率的な輸送ができず、コストがかかってしまっていました。

これを解決できるソリューションを探していたところ、取引のある乙仲事業者からVM-Cloudを紹介されました。
他社製品とも比較しましたが、VM-Cloudが一番正確で明瞭なシステムだと判断し、導入を決めました。

ありがとうございます。
現在、どのような場面でVM-Cloudをご利用されているのでしょうか。 

主に営業部門・事務員が利用しています。

当部門は日用品ではなく産業品を扱っているため、出荷の都度VM-Cloudで効率的な積み付け方法を確認しています。
パッキングリストの情報に基づいてVM-Cloudへ取り込むCSVデータを作成しています。

VM-Cloudが社内でスムーズに定着できるように、オリジナルの利用マニュアルを作成しました。

実際VM-Cloudを操作しているのは事務担当の方々ですが、基本的な使用感は全く問題なくとても使いやすいですね。

定着促進に向けてもご尽力されたのですね。
VM-Cloudを利用されて間もなく1年になりますが、どのような効果がありましたか。

VM-Cloudを導入して半年で、2つの効果を実感しています。

1つ目は、輸出用のコンテナの本数を削減できたことです。

VM-Cloud導入前は、メーカー側の品物に応じて梱包していたため、梱包サイズがバラバラでした。
そのためコンテナ内段積ができず、無駄な空間が多かったです。

VM-Cloud導入後は、シミュレーションで梱包の見直しができるようになりました。

【コンテナ本数削減の具体例】

Before:メーカー側が試算したコンテナ数 [ 40FTコンテナ 5本 ]を積み付け

After :VM-Cloudで計算したコンテナ数 [ 40FTコンテナ 4本+20FT 1本 ]で収まるようになった

2つ目の効果は、サービス品質の向上です。

VM-Cloudでシミュレーションすることで、海外の取引先の港のハンドリングやチャージ費用のコスト削減の要望も応えられるようになりました。

引き続きVM-Cloudを利用し、輸出コンテナに掛かるコストを継続的に削減していきたいですね。

ありがとうございました。引き続き、よろしくお願いいたします。